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2008年 1月20日 ■『ママ・アスリートが活躍できる環境』

2008年はオリンピック&パラリンピックイヤーです。
開催地となる北京では、8月8日の開幕に向けて、着々と準備が進んでいます。
金メダルを目指す選手達の熱き戦いから、目が離せませんね。
前回のアテネ大会では初めて、日本選手団の代表選手数で、女子(171人)が男子(141人)を上回りました。
またマラソンでの2大会連続金メダル、レスリングでの全階級メダル等、女子選手の大活躍した大会でもありました。
そんな中徐々に増えつつあるのが、結婚、出産、育児を経て競技者生活を続けている「ママ・アスリート」です。

2008年1月1日付『日本経済新聞』では、「ママ・アスリート」かつ「トップ・アスリート」である
柔道女子48キロ級の谷亮子選手と、車いすマラソン・アイススレッジスピードスケートの土田和歌子選手を
クローズアップしています。

谷亮子選手は、バルセロナ五輪・アトランタ五輪で銀メダル、シドニー五輪で金メダルを獲得。
そして結婚を経て望んだアテネ五輪も金メダル、日本女子選手初の五輪連覇を果たします。
現在は2歳のお子さんのママであり、北京五輪では「ママでも金」を目指しています。
まさに「敵なし」「順風満帆」に見える谷選手ですが、やはり柔道と家庭の両立に悩む時期がありました。
ご両親にお子さんを預けたり、合宿にお子さんを連れて行く等、様々な環境の制約がある中でも、
「両方頑張ろう」「結婚して弱くなったと言われたくない」という気持ちで自己を鍛え続け、
素晴らしい結果を出し続けています。
2007年12月に開催された自民党スポーツ立国調査会では、ハンマー投げの室伏広治選手とともに党本部へ招かれ、
練習や海外遠征の際の保育などに国と競技団体の支援を求めました。

土田和歌子選手は、長野冬季五輪アイススレッジスピードスケートで金メダル、
アテネ五輪車いす5000mで金メダルを獲得。
結婚・出産を経て、北京五輪では「車いすマラソンでも金」を目指しています。
夏冬金メダリストであり、かつ様々な競技で世界トップレベルの戦いを続けている土田選手、
「競技の世界では、出産は強い弱いの理由にならない」と断言します。
「選手である間は競技力向上を最優先すべき」という考えを実践しているからこそ、
これだけの成果を挙げることができているのです。
保育園、保育ママ、所属するヒューマントラストの支援を得ながら、
車いすに乗って、競技と子育てを両立しています。

二人の活躍は「結婚」「出産」「育児」が「アスリートとしての強さ」を妨げるものではないことを示しています。
もちろん本人の並々ならぬ努力があることは間違いありませんが、
「本人の意志」と「それを支える環境」があれば、トップレベルでの戦いを続けることができるのです。
つまり「ママ・アスリート」が活躍できる環境の整備は、日本の競技レベルアップにもつながります。

子育てをサポートする環境が整備され、強く、美しい「ママ・アスリート」で溢れる競技場、
是非実現させたいですね。

財団法人日本オリンピック委員会(JOC)のHPはこちら

谷亮子選手の所属するトヨタ自動車のHPはこちら

土田和歌子選手のオフィシャルHPはこちら

■土田和歌子選手のブログ(子育ての様子も書かれています)はこちら