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2008年 1月14日 ■『医師にもワーク/ライフ・バランスを!』

あなたのかかりつけ医は女性ですか?男性ですか?
生殖に関することやホルモンバランス等、デリケートな問題は、「同性の医師に相談したい」「同性だから話せることがある」というのが本音です。そのためにはあらゆる分野で、男性・女性双方の医師が活躍していることが望まれます。
しかし、医師の働く環境は、大変に厳しいものです。全国保険医団体連合会の女性部は、医療における男女共同参画社会実現に向け、「女性医師の働く環境改善のための提言」をまとめました。

まず、勤務医の労働時間は、週60時間以上が全体の46.4%を占めました。これはなんと、過労死認定基準に該当する時間です。1年間の有給休暇取得日は、「5日未満」が76%、ちなみに一番多いのは「0日」で、全体の26%という結果でした。医師は男女問わず、過酷な条件下で勤務していることが分かります。
では、女性医師はどのくらいいるのでしょうか。医師免許を取得できる医学部は、半数近くを女性が占めている大学もあります。また20代の医師の3割以上が女性です。しかし妊娠、出産、育児をしながら医師を継続することは難しく、女性医師の休職理由でもっとも多いのは「育児のため」です。
妊娠時の当直免除があるのは61%のみ、約4割の女性医師は子どもを授かりながらも当直、翌日の普通勤務をこなし、いつ急病人への対応を依頼れるか分からない緊張感と重圧の中で働いています。その結果、6割以上が「妊娠時の異常」を経験しています。
産休中の代替要員制度がある病院は16%、育児休暇中の代替要員制度がある病院は18%、法で定められている育児・介護休業制度でも、制定されている病院は70%にとどまります。制度の未整備は働く医師への負担となります。産休・育休による医師の不足分は、同じ職場の他の医師が補わねばならないのです。仲間の医師への影響を気にして、辞めざるをえない女性医師もいます。

提言はこのような言葉で締めくくられています。「女性部は、女性医師の労働環境改善が、女性医師のためだけでなく男性医師の人間的な労働環境改善と共に、患者さんにとって安全な医療の提供につながり、ひいては男性も含めたすべての働く人の労働環境改善につながることを願ってここに提言する。」
私たちの健康で豊かな生活を守ってくれている医師。医師自身のワーク/ライフ・バランスを改善し、健康で豊かな生活を実現することは、社会全体のワーク/ライフ・バランス促進につながりますね。

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http://hodanren.doc-net.or.jp/