今春に入社したばかりで早くも転職を希望する新社会人が増えています。
人材紹介最大手のリクルートエージェントには、
6月半ばで前年同期の2倍の新社会人が転職希望と登録。
他の紹介会社でも前年を上回る多数の希望者が集まっています。
厚生労働省の調査では、入社3年以内に退職する大卒者の比率は
1990年代前半まで20%で推移していましたが、
直近の2003年卒では、35,7%、若者の早期退職は一段と増えそうな状況。
人材紹介会社は、ここ1〜2年の企業による新卒採用競争の過熱が
背景にあるとみます。入社前と後でギャップを感じたり、
企業側も長所ばかりを強調した傾向があったとの指摘もあります。
大学側は『働くとは何かという根本的なことを考えず
就職自体が安直になっている。少なくとも1年以上は頑張らないと、
転職しても経験を生かせない』と頭を痛めています。
2007年8月3日 日本経済新聞 朝刊 |