早朝残業とは早朝勤務でたまった仕事をこなすこと。
そこで生じた時間差で旦那さんと子育てを分担している方がいます。
ユニ・チャーム社でお仕事をするTさんの1日をみてましょう。
毎朝5時半に家をでます。3歳になる息子さんの朝ごはんと保育園の送りは旦那さんの仕事。
通常の出勤時間より2時間早い7時から勤務し、終業定時の17時50分まで働きます。
その後、息子さんを迎えに行った後は主婦・母親業に専念。
一方の旦那さんは9時に出社、だいたい20時頃には帰宅。
そんな感じです。
同社は短時間勤務制度を導入しており、多くの女性がを活用しています。
しかし、Tさんはこの方法で出産前と同じ仕事量をこなすことをしてらっしゃいます。
育児などのために短時間勤務を利用すれば、昇進、評価、給与に影響がないとは言い切れない現実。
そのための手法のひとつです。
ただ早朝勤務ができる土壌ができあがっているか、と言えば疑問符がつきます。
厚生労働省の調査では従業員1000人以上の大企業の3分の1しかフレックスタイム制度を導入していません。
導入している会社のうち、8割は本人が選べば午前7時台以前から働けるようです。
そういってくると、会社の人事制度の中でフレックスタイムの導入、整備、運用が課題になってきますね。
こういった働く環境の整備が早く広まっていくことが、労働力を労働意欲をそぐことがなく、仕事と家庭を両立するうえで大切です。
早朝勤務は際限のない夜型長時間労働に歯止めをかけることもできます。これに関しては本来制度や取り組みがそうしていくべきなのでしょうが、 なかなかそうならない現実の中ではいいきっかけです。オフタイムを選べる、家庭との両立ができる、男性にも子育て・家事を分担できる、と言ったことにつながる早朝勤務。
苦肉の策とも言われそうですが、環境づくりに一石を投じている施策ではないでしょうか。
2007年1月9日(火)日経新聞の記事
(23面生活ファミリー 「カイシャと子育て」)より |