Joyeux Noel!! (ジョワイヨ・ノエル、フランスでの、メリークリスマスにあたる言葉です) あなたのクリスマス、幸せなものになりますように。 さて、幸せってなんでしょう? この定義、かなり個人差がありますよね。 ただ、一つ言える事は、幸せとは心のありようだ、ということ。 例え状況的にはどんなに厳しくても 考え方、捉え方しだいでいくらでも 幸せな心をもてるはず。 私はどん底の時にこそ「幸せへのステップを与えられている!」と むしろラッキーで有難いと捉えるようにしています(^^) 【クリスマスの思い出】 大学を卒業後すぐ渡欧したわたしは、イギリスで1回、 フランスで2回クリスマスを過ごしました。 欧州のクリスマスは家族と過ごす行事なので、いつも仲良くしている 友だちもみな実家へ帰ります。 お店もクリスマス休暇に入り街はひっそりしてしまうし、 外国人のわたしはかなり淋しい思いをしました。 パリで最後のクリスマスイヴのこと。 ルームメイトのアルノー君は南仏の実家へ 戻るのでわくわくいそいそ支度をしていました。 私は欧州での勉強を終え、日本への帰国が決まっていて アルノーが実家から戻る正月あけにはもう このアパルトマンにはいないことになっていました。 パリ1区モントルグイユ通りにある老舗のケーキ屋シュトレで 一番小さなブッシュ・ド・ノエルを買い、真っ赤な薔薇もそろえ ひっそりノエルを過ごす準備をしていた私にアルノーは 「じゃ、ユミコ、ジョワイヨ・ノエル!TGVに乗り遅れるからもう行くね」と 元気に出て行きました。5階の部屋から下のチブメリー通りを曲がって 見えなくなっていくアルノーに「ジョワイヨ・ノエル アルノー。メルシー!」と私。 その声に振り返ったアルノーの涙が午後の太陽に光っていました。 「なんで泣いてるの?」と聞いても答えず手を振って去っていきました。 あとから聞いた話では、それまで2年間シェアし兄弟の様に過ごした 日々の思い出が溢れて、急に淋しくなったそうです。 わたしもアルノーのおかげでとても有意義なパリ暮らしができたこと、 フランスにこんなに仲の良い兄弟ができたことに感謝しました。 あれからかなりの歳月が過ぎました。 アルノーとは、彼の南仏の家族やパートナーぐるみ、いまも仲良しです。 東京・エクサンプロヴァンスに離れて暮らしそれぞれの生活をしていますが、 あの日の共通の思い出は一生消えない事と思います。Merci Arnaud! 【2008年のクリスマスの過ごし方】 毎年仕事で追われるクリスマスでしたが、 今年は珍しく仕事を入れず、仲の良い友達と私のうちで集まり過ごします。 【2008年を振り返って】 充実の一年でした! 今年の目標は・・・・ 1)知らない国に行く 2)よく動く 3)いっぱい笑う でした。 まず1)は、2月にタイへ初めて訪れました。 2)は、思いもかけない海の見渡せる素晴らしい畑との出会いにより、 青山と海を頻繁に行き来し 両方の空気を思う存分楽しめました。 3)は、沢山の面白い仲間のおかげで毎日笑っていられました。 (思い切り泣いたことも正直ありましたよ!) 【2009年に向けて】 「人生楽しく!」 太陽にいっぱいあたり、あまり難しく考えず、笑って暮らそうと思います。 仕事の面では、大学を出てすぐに日本を飛び出し学んできた料理の道で、 人の役に立つよいものを産みだして行けるようさらに精進します。 プライヴェート面では、いままでやった事の無いこと、 行ったことのない国を沢山経験しようと思います。 来年も毎日有難うを忘れず歩みます。 ではJoyeux Noel!!